床上浸水後に土砂を取り除く理由【お問合せへの回答】

台風19号にて甚大な被害が出ている地域の皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
前回の記事 床上浸水後にすべきこと【お客様への回答】
床上浸水後の対応についてはこちらの記事をご覧ください。
今できることは、
1、水分(土等を含んだ)を回収
2、乾燥※特に乾燥時間に手を抜き、十分に乾いていないと掃除機での土の回収が出来ません!注意!
3、掃除機,ほうきでの土の回収
4、再度、水での洗浄
5、水分の回収
ここまでを実施してくださいね
さて、その上で、とにかくできる限りの土の除去、回収をしてくださいと前回の記事で書きました。
それがなぜかというと、それは、写真でお見せします。



この写真は、私が、カビの培地として即席で作ったものです。
カビが発生するパンを置いた場所が、有機物である石(砂や泥も多少付いています)の上に設置したものと
また、石を何も置いていない環境のパンだけのものがあります。
※隣にある白い石は、別サンプルですので気にしないでください。
設置日は、2019年10月10日でした。
さて、これが、5日経ってどうなっているか、、、

石の上に置いたパンは、カビが発生する進行が極端に早いです。

石を置いていない培地でのパンはそこまでカビていません。
※中が湿気で見づらいですが、生き物で呼吸していますのでご了承ください。
ご覧いただいた通り、石や土などの有機物があるか無いかで、今後の菌の発生状況が大きく変わるという点が、写真でわかるかと思います。
出来る限り、土等を除去してください。
完全に取り除ければそれがベストですが、私も経験しましたが、これだけ粒子の小さい土が完璧に消えない部分が出てきます。
最後、どうすべきかというと、除染です。正確には、除菌です。
残った土等の菌を抑える、いえ、殺菌処置が大事なのです。
その対応はまた改めて説明します。
blogは、少しでもお役に立てればと記録に残しています。
自然災害の中で、泥を取り除くレベルでない状況である実情もあるかと思いますが、今できること、どうあるべきかの中で記載させていただいていることをご理解いただけましたら幸いです。
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