先日、お客様から床を水浸しにしてしまったと連絡があり対応をしてきましたので、皆様の今後の参考になればと思い共有します。

◆発生状況

洗面台で衣類を手洗いしようと思い水を溜め始めたところで別の作業へ、、

別の作業をして一息ついた時に寝てしまい、その間に洗面台では、衣類が上の排水口を塞いでしまい水がバシャバシャと床に溢れ出てしまいました。


床は、洗面台意外にも廊下にも水が溢れる始末となってしまいました。

また、悲しいことにフローリングでしたら拭き上げで済むところですが、絨毯を敷き詰めてあり、完全に水浸しになってしまいました。


こんな時の対処法を微生物災害対策に携わる雅堂スタッフが説明します。

◆対処方法 その1

まずは、当然ですが、水の回収、拭き上げをします。

水気を取りますが、今回のように絨毯が有るとすぐ乾くことがないですよね。

水分と湿度は、カビや微生物が大量に繁殖する原因となります。

ご家庭では、換気を良くする、もしくは、暖房、または冷房を入れ、扇風機等で風を送って乾かす処置は必ず行ってください。


対処方法 その

拭き上げた絨毯、フローリング、濡れた箇所は、全て、除菌対応をします。

そのときに使用するのは、白カビ、細菌、微生物対策の【カビキックスノンクローリン】を使用します。


大変万能な除菌剤です!

私たちハウスクリーニングをする中では必須除菌剤なんです!

床の絨毯を本当は完全に外して、全てに除菌剤を噴霧したかったですが、基礎がむき出して、剥がすと取り付けが困難なため、今回は絨毯の上からの噴霧でした。今回は、ノンクローリンを噴霧器に入れて全体に噴霧しました。

噴霧器が無い方は、カビキックスノンクローリンのスプレーを直接噴霧してください。こちらは非塩素タイプの除菌剤ですので漂白の心配はありません。


この除菌剤の噴霧で2週間は、カビや微生物の侵食を一次対応としては防げます。 

ただ、床の基礎が水浸しで、絨毯に隠れているこの環境は、確実にカビ、微生物が発生します。

特に住居されている方で、喘息などある方は、今後のタイミングで、完全な除菌、防カビ施工をお勧めします。

もしご自分でセルフで行うようであれば、乾燥させた対象面に防カビ剤を噴霧します。

防カビ剤は、場所を選ばないボタニカル防カビ剤をおすすめします

カビや微生物は、目に見えない中でどんどんと侵食をしていきます。

その後、一気に目に見える形でカビが発生して、臭いとともに住みづらい環境になってしまいます。

最終的には、絨毯を取り外し、フローリングに施工をする前に、フローリングを貼る前段階で、基礎に除菌、防カビ施工をすることをお勧めして今回は帰りました。


この施工をしないでフローリングを基礎に取り付けてしまうと床下からじわじわとカビが侵食をしてしまい、また、床を剥がさないと根本的にカビや微生物を除去できなくなってしまいます。


単に見た目は綺麗だと安心せず、水浸しになってしまった時の床などは皆さん本当に気をつけてくださいね。


ご家庭でも床に水をこぼしてしまった時は、除菌の拭き上げは欠かさないようにしてくださいね!